「写物静生」国際芸術祭「あいち2025」 パートナーシップ・プログラム


国際芸術祭「あいち2025」 パートナーシップ・プログラム
鈴木昭男・宮北裕美「写物静生」

このたび、愛知県出身でサウンドアートの先駆者 鈴木昭男と、身体表現から視覚芸術まで幅広い表現を続けるダンサー 宮北裕美による展覧会およびパフォーマンス公演を開催いたします。
愛知県内の3都市を横断するなかで、それぞれの場所に潜む特性やそこで見つけた産物を素材に、アーティストが場と物に影響しあいながら、またそれらを写生するように、音、身体、絵画で表現する展覧会です。
本展覧会をとおして鑑賞者は、これまで国際芸術祭や地域展開事業等で掘り起こされた、一宮、大府の地域性にあらためて気づく機会となるでしょう。

アーティスト ステイトメント
現代の都市生活は人口的に作られた構造体の中で生きざるを得ません。人間にとって心地よ
い時間や空間の感覚を抑えて生きていると感じる人もいることでしょう。今の生活スタイルを変えてどこか自然豊かな土地で暮らす選択ができる人の数は限られています。人間が培ってきた現代の暮らしのメリットを活かしながら、失われそうに感じる身体感覚や気持ち良さを取り戻し、日常を今より軽やかに過ごせる一助となるようなプログラムを提案します。

一宮
日時|2025年9月19日(金)〜11月16日(日)10:00〜19:00
会場|mh PROJECT ノコギリニ(愛知県一宮市篭屋4-11-3)
プログラム|展覧会(全日)、パフォーマンス&トーク(10月13日 時間未定)

大府
日時|2025年11月15日(土)時間未定
会場|大倉公園(愛知県大府市桃山町5丁目74)
プログラム|パフォーマンス

主催|「写物静生」実行委員会
共催|mh PROJECT ノコギリニ、アートオブリスト実行委員会
問合|「写物静生」実行委員会事務局 information.ashm_(at)_gmail.com
    ※ メールを送信される際は、「_(at)_ 」を@に変換ください.


アーティストプロフィール|

鈴木昭男 Akio SUZUKI
1963年名古屋駅でおこなった《階段に物を投げる》以来、自然界を相手に「なげかけ」と「たどり」を繰り返す「自修イベント」により、「聴く」ことを探求。1970年代にはエコー楽器《アナラポス》などの創作楽器で演奏活動を始める。1988年、子午線上の網野町にて、一日自然の音に耳を澄ます《日向ぼっこの空間》を発表。1996年に街のエコーポイントを探る「点 音」プロジェクトを開始。東京都現代美術館、ドクメンタ8(ドイツ)、大英博物館(イギリス)など、世界各地の美術展や音楽祭での展示や演奏多数。
https://www.akiosuzuki.com/

宮北裕美 Hiromi MIYAKITA
アメリカ イリノイ大学芸術学部ダンス科卒業。舞台芸術の出演や振付を経て”立つ、歩く、座る”と言ったシンプルな動作、身の回りのモノや現象にダンスを見出し、即興パフォーマンスや視覚芸術の可能性を探る。
2012年、京丹後市に拠点を移し、浜で採集した自然の石を打つダンス「Nutu(ヌトゥ)」を創始、国内外で上演。近年は美術館、鉄道、公園、日本庭園などでパフォーマンスを手がけるほか、ダンサーとして活動してきた固有の時間感覚や空間感覚を美術表現へと持ち込み、3331 アーツ千代田(2019/東京)、Kunsthaus Dresden(2021/ドイツ)、鳥取県立博物館(2023/鳥取)などで発表している。
https://miyakitahiromi.com
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