現代の都市生活は、人工的に作られた構造体の中で生きざるを得ません。人間にとって心地よい時間や、空間の感覚を抑えて生きている人もいることでしょう。けれども今の生活スタイルを変え、どこか自然豊かな土地で暮らす、そんな選択ができる人の数は限られています。
「写物静生」は、人間が培ってきた暮らしのメリットを活かしながらも、失われそうになる身体感覚を取り戻し、日常を今より軽やかに過ごす一助となるようなプログラムです。
主催|「写物静生」実行委員会
共催|mh PROJECT_ノコギリニ、みずのうえ文化センター、豊橋市教育委員会、アートオブリスト実行委員会、大府市
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鈴木昭男と宮北裕美ともどもに、アーティストとしてかつて縁を結んだ愛知の三都市を再訪する東海道中。
偶然を好機に変ずる(チャンスオペレーション)彼らの力が三つの街の三つの企画をつなぎ、「写物静生」の心をたずさえての音とダンスの道ゆきがかないました。
【一宮会場】
毛織工場跡地で見つけた産物や、場の特性をモチーフに、鈴木は「点 音」のほか、新作「シミュラクラちゃん」、宮北は新たに絵画作品を発表します。会期中には2人によるパフォーマンスとアーティストトークを開催します。
日時|2025年9月19日(金)〜11月16日(日)10:00〜18:00 展覧会
10月13日(月・祝)13:00〜パフォーマンス 14:00〜アーティストトーク
会場|mh PROJECT ノコギリニ(愛知県一宮市篭屋4-11-3)
主催・問合|mh PROJECT_ノコギリニ mhprojectnyc_(at)_gmail.com
※ メールを送信される際は、「_(at)_ 」を@に変換ください.
助成|公益財団法人あいちFG教育文化財団
協力|のこぎり二、平松毛織株式会社
https://mhprojectnyc.com/
【豊橋会場】
閉館後の美術博物館、国島征二「光の庭」で、日没にあわせて行われる一夜限りのパフォーマンス公演。
公演前には、鈴木・宮北、両アーティストを追ったドキュメンタリー映画を無料上映します。
日時|
2025年10月11日(土) パフォーマンス 18:00開演(17:30開場)
料金|一般3,500円、高校生以下無料
※チケットは、みずのうえ文化センターへメールで予約・現地支払い、もしくはPeatixにて事前購入ください。
https://syabutsuseisei-toyohashi.peatix.com/
映画『ソラネ 幸福の帽子をかぶって生まれてきた子』
監督|宮岡秀行 出演|鈴木昭男、宮北裕美 製作|LE PETIT NOMADE
(入場無料/予約不要)13:00 開場 第一部 13:30 (56分) / 第二部 14:45 (106分) 会場|豊橋市美術博物館1F講義室
会場|豊橋市美術博物館(愛知県豊橋市今橋町3-1)
主催・問合|みずのうえ文化センター(愛知県豊橋市駅前大通3丁目118番地先 大豊ビルB-2棟
yukihiguchi_(at)_aozora-ltd.com 070-8557-5610
※ メールを送信される際は、「_(at)_」を@に変換ください.
共催|豊橋市教育委員会
https://daihou-mizunoue.com/
【大府会場】
アートオブリスト2025招聘作家であるワタナベエイジにより、かつて鈴木昭男が手がけた小屋「もんどり庵」がオマージュ復刻。2021招聘作家の鈴木、同じくダンス参加の宮北をふたたび大府に迎え、小屋を起点にしたパフォーマンス「もんどり庵・WANA-Show 」が行われます。
日時|
2025年11月15日(土)パフォーマンス 14:00開演(入場無料/事前申込制)
会場|大倉公園 休憩棟中庭(愛知県大府市桃山町5丁目74)
※10/10(金)から電話、HP記載の申込フォームまたは直接、大府市役所3階文化交流課窓口にてお申込ください。
アートオブリスト2025 展覧会情報
ワタナベエイジ展「Morning Monsters/W Eiji」
会期|2025年11月1日(土)~12月7日(日)10:00〜16:00 月〜水休館 ※但し11/3(月・祝)、24(月・振休)、25(火・県民の日学校ホリデー)は開館
会場|大倉公園休憩棟、管理棟、中庭など
主催|アートオブリスト実行委員会、大府市
問合|アートオブリスト実⾏委員会事務局(⼤府市役所⽂化交流課)0562-45-6266
https://artobulist.jimdofree.com/
プログラム全体の問合せ|「写物静生」実行委員会事務局 information.ashm_(at)_gmail.com
※ メールを送信される際は、「_(at)_」を@に変換ください.
アーティストプロフィール|
鈴木昭男 Akio SUZUKI
1963年名古屋駅でおこなった《階段に物を投げる》以来、自然界を相手に「なげかけ」と「たどり」を繰り返す「自修イベント」により、「聴く」ことを探求。1970年代にはエコー音器《アナラポス》などの創作楽器で演奏活動を始める。1988年、子午線上の京都府京丹後市網野町にて、一日自然の音に耳を澄ます《日向ぼっこの空間》を遂行。1996年にベルリンにおけるゾナムビエンテ・フェスティバルで街のエコーポイントを探る「点 音」プロジェクトを開始。東京都現代美術館、ドクメンタ8(ドイツ)、大英博物館(イギリス)など、世界各地の美術展や音楽祭での展示や演奏多数。
https://www.akiosuzuki.com/
宮北裕美 Hiromi MIYAKITA
アメリカ イリノイ大学芸術学部ダンス科卒業。舞台芸術の出演や振付を経て”立つ、歩く、座る”と言ったシンプルな動作、身の回りのモノや現象にダンスを見出し、即興パフォーマンスや視覚芸術の可能性を探る。
2012年、京都府北部の丹後半島に拠点を移し、浜で採集した自然の石を打つダンス「Nutu(ヌトゥ)」を創始、国内外で上演。近年は公共の場や自然環境などで様々なパフォーマンスを手がけるほか、ダンサーとして活動してきた固有の時間感覚や空間感覚を美術表現へと持ち込み、3331 アーツ千代田(東京)、Kunsthaus Dresden(ドイツ)、鳥取県立博物館(鳥取)などで発表している。
https://miyakitahiromi.com
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