鈴木昭男×宮北裕美 パフォーマンス『波 の う つ し』(ACAO des ART、熱海市)

2022/4/29(金・祝)〜5/8(日)に開催される「ACAO des ART」のプログラムとして、昨年土石流災害で途中中止となった「鈴木昭男×宮北裕美 パフォーマンス『波 の う つ し』」を少し形を変えて再演します。

鈴木昭男×宮北裕美 パフォーマンス『波 の う つ し』
日程:5月3日(火・祝)、4(水・祝)各日14:00〜
参加費:入場料+1000円(お取り扱いはPeatixのみ)
参加アーティスト:鈴木昭男、宮北裕美
チケット購入:https://acao-des-art.peatix.com

「ACAO des ART」
https://projectatami.com/update/972/
アクセス:https://www.acao.jp/access

「クリスチャン・マークレー Found in Odawara」記録映像上映会

東京都現代美術館
「クリスチャン・マークレー Found in Odawara」記録映像上映会
2月5日(土) 10:30/ 13:00/ 15:30
2月6日(日) 10:30/ 13:00/ 15:30

《Found in Odawara》記録映像上映会
昨年11月に、クリスチャン・マークレーを招聘して行われたサウンド・パフォーマンス《Found in Odawara》。
江之浦測候所を舞台に、大友良英、巻上公一、鈴木昭男、山川冬樹、山崎阿弥とともに繰り広げた即興的なパフォーマンスを収めた記録映像の特別上映会が2月5日(土)、6日(日)に東京都現代美術館で開催されることになりました。

会場| 東京都現代美術館 地下2階 講堂
参加費| 無料(別途展覧会鑑賞チケットのご購入が必要となります)
参加方法| 先着順 各回100名 入れ替え制

詳細は東京都現代美術館公式HPをご参照ください。
「クリスチャン・マークレー トランスレーティング[翻訳する]」展 公式HP(関連イベント情報)
https://www.mot-art-museum.jp/events/2022/01/20220120192148/

神奈川県立音楽堂 「子どもと大人の音楽堂<大人編> 音楽堂のピクニック」(横浜市)

日時|2022/年3月19日(土) 13:00 開演(13:00 開場)
会場|神奈川県立音楽堂ホール/ホワイエ/バックステージ

一般発売|2022年2月5日(土)
お問い合わせ|神奈川県立音楽堂 (045-263-2567(9:00-17:00 月曜休館)

https://www.kanagawa-ongakudo.com/event/37483
https://metapicnic.space/ongakudo2022/


鈴木昭男インタビュー動画が公開されました。

[Report] bonn hoeren urban sound art


©︎ carsten stabenow & beethoven foundation bonn

10月22日にドイツのボンで開催された、bonn hoeren urban sound art「HEARING & LISTENING – concert / sound performances」では、鈴木昭男不在の中、新作「波のカルテット」をマックス・イーストレー氏に演奏していただきました。
https://www.bonnhoeren.de

ディレクターのカーステン・ザイファートから「波のカルテット」初演の写真が送られてきた。コロナ禍でボンに赴くことを断念し、作品のみが出席。それが、 マックス・イーストレーによって演じられ、カーステンから「akio が生き生きと、そこに存在していたよ」との報に、安堵した次第です。9月、浜でのトレーニングの際、偶然に拾い上げた「流竹」からインスピレーションを得て制作した「波のカルテット」は、これからも長くぼくを御してれることだろう。(鈴木昭男)


©︎ carsten stabenow & beethoven foundation bonn

ハイビジョン特集「和あるど 和の音」再放送

鈴木昭男出演番組・再放送
《番組名》
ハイビジョン特集「和あるど 和の音」 (終章に出演)
(初回放送:2005年4月5日  110分)
《再放送予定日》
2022年1月6日(木)9:00~ , 23:45~(同日深夜リピート放送)
《放送波》
NHK BSプレミアム 『プレミアムカフェ』枠内にて
https://www.nhk.jp/p/pcafe/ts/LR4X1K4WV7/episode/te/DZZR96GYR5/

1/23 John Russell (1954-2021) Tribute Concert 2022

John Russell (1954-2021) Tribute Concert 2022
ジョン・ラッセルを追悼する

2022年1月23日(日) 開場13:30 開演14:00 予約¥3000当日¥3500
出演者:鈴木昭男 Akio Suzuki(音器)

下北沢アレイホール(Tel:03-3468-1086当日のみ可)
〒155-0031世田谷区北沢2-24-8アレイビル3階
下北沢駅小田急東口、京王中央口下車、ピーコックを左に50m程行った最初の四つ角(左横浜銀行)右折、
アレイホール入り口(階段又はエレベーター)で3階。徒歩2分。
http://alleyhall.music.coocan.jp/access/

ご予約・お問合せ ビグトリィ Tel: 03-3419-6261 E-mail bigtory [at] mba.ocn.ne.jp
協力:JazzTokyo 横井一江
企画:Jazz & Now 寺内久
企画・制作:BIGTORY 大木雄高




[Review] Reflection of Music Vol. 84 ジョン・ラッセルを追悼する
https://jazztokyo.org/column/reflection-of-music/post-74751/

[Report] アートオブリスト 2021 鈴木昭男「音のみちくさ」

アートオブリスト 2021 鈴木昭男「音のみちくさ」無事に閉幕しました。

= 点 音 in 大府 =

愛知県大府市で開催された鈴木昭男「音のみちくさ」展は、この催しをご担当下さった方々の情熱によって、びっくりの設えが現実化し、まさにアートオブリストという市の企画の素晴らしさの伝わる展覧会となりました。町のあちこちに出現した「点 音(おとだて)」は、子供たちにも愛され理解され、この催しで「みちくさノート」として結実し、記録されつづける資料となりそうです。この〈佇み耳を澄ます〉マークは、茶の湯「野点」のように戸外にて感覚を開くという示唆として、耳と足の形から考案され 1996年のベルリンのフェスティバルでの発表以来、25年間続けられてきたイベントになります。


驚いたのは、メイン会場(休憩棟)のある大倉公園への入り口になる歴史民俗資料館前に敷設された「ガリバーおとだて」が出現したことです。これは、多くの人たちの目に止まり、なおさらに催しを盛り上げてくれました。そこから園内に入ると茅葺門と数寄屋門に掲げられた「おとだて暖簾」が爽やかに風にゆらいで招き入れてくれました。



= 昭男さんをたどる―「点 音」と小屋 =

関の左手の床の間付きの二つの和室が展示会場となって、縁側の日差しを浴びて畳の中ほどに鎮座する「コピショップ」が、まずは迎え入れてくれました。実物大の「点 音」マークをあしらったポスターが貼られた外壁には、来場者の「感想シール」が日々増えてゆくのでした。「コピショップ」というのは、鈴木昭男が過去に、網野町にある「離れ湖」の湖畔に建てた仕事小屋の名前で、その中にはコピー機が備わっていて、それによる様々な制作を行って来た手作りの小さなアトリエでした。2008年に、一宮市三岸節子記念美術館で催された鈴木昭男「点 気(きだて)」展の折のカタログの表紙を飾った「コピショップ」の佇まいが引き金となっての再現になりました。


「仏つくりて魂入れず」になってはと、「あきにゃん」こと鈴木昭男は、当時をかえりみながら小屋の内部を整えてゆきました。1996年あたりからの制作物や日記の中に登場しだしたのが「あきにゃん漫画」であり、大府のスタッフ一同のTシャツにも登場しました。当のコピー機も「ピーコ」とよばれて「コピショップ」時代には「あきにゃん」の仕事を大いに手助けしてくれていましたが、この展覧会が最後のご奉仕として参加してくれていました。というのは、メーカーからトナーの補充がストップとなる機種だったからです。


「コピショップ」の内部には、海外での活動のなかでも描かれてきた「あきにゃん漫画」の数々がピンナップされていたり、消しゴム版画にもなって彩りを添えていました。針のない〈今を意識する〉「ニャウ」掛け時計に、〈綱渡りあきにゃん〉のオブシェ、入り口には、「コピショップ」の先輩にあたる「もんどり庵」のキャラクター「蛇足ちゃん」が額として掲げられました。そして、ピーコ(機)も、最後のご奉公で役立っていたようです。次の部屋には、これまでの「点 音」の資料が、寺子屋風の机上に整理され、それぞれのパネルを読み進めながら楽しめる仕組や、「コピショップ」でその時々に制作されていった小冊子を手にとって眺めることができたりと、キュレーターの方々の細やかな整えが伝わる展示となりました。
そのほかに、町の「みどりや」さん特製の「点 音 スイーツ」なども話題になりました。大府の町に長く語り継がれるお菓子になっていって欲しく思います。「みちくさの音」とともに。


=パフォーマンス 「め ぐ る」 =

オープニングでは、市役所の一階ロビーにてパフォーマンス「め ぐ る」を、宮北裕美の ダンス “Nu Tu” とともに行なわれた。普段は、市民の活用する空間に備えられた椅子たちが、ソーシャル・ディスタンスの間隔で並べ替えられていて、中央には、白布に覆われた三宝が配置され、その上に鈴木が丹後の浜で採取した孔のあいた石・流木・竹と貝が置かれ、その間をめぐるかたちで、それら「音 器」を取り替えながら演奏をした。宮北は、コロナ禍のなか点在して集う人たちの間を漂いめぐるダンスを披露。丹後の「後ヶ浜(のちがはま)」の波に磨かれた平らな小石の四つをカスタネットのように打ち鳴らし、その音に触発されての所作をこの十年余りをかけて身につけてきた。それは、浜の名の起こりの「のち」(内と外の古語 ”Nu Tu”)の為せる浜風に移ろう波のリズムに習うものであった。彼らの住む丹後からのメッセージとしてプレゼントした。


= ワークショプ、トーク =

11月6日の最終日の昭男さんとつくる「みちくさノート」では、「点 音」の宿題をかかえて大人から子供までが一堂に会して、それぞれの記念になる製本つくりがなされ、午後には「tiny house tiny talk」と題して「コピショップ」の復元を休憩棟内に手がけたアーティストの渡辺英司さんとの幼児体験に始まる、楽しい小屋つくりの話が交わされました。



アートオブリスト2021「鈴木昭男 | 音のみちくさ「点 音」in 大府」
日時:2021年10月9日(土)―11月7日(日)
会場:大倉公園休憩棟(大府市桃山町五丁目74番地)

Den Steinen zuhören / Listening to the Stones / 石に耳を澄ます

Kunsthause Dresden
「Den Steinen zuhören / Listening to the Stones / 石に耳を澄ます」(ドレスデン、ドイツ)
2021年11月20日(土)- 2022年3月6日(日)
※休館していたKunsthause Dresdenが1月15日より再開されました。

https://kunsthausdresden.de/veranstaltungen/den-steinen-zuhoeren-listening-to-the-stones/

Exhibition on the occasion of the 30th anniversary of the Kunsthaus Dresden in 2021
Yoav Admoni, Maria Thereza Alves und Jimmie Durham, Marie Athenstaedt, Alice Creischer & Andreas Siekmann, Lucile Desamory, Hatakeyama Naoya, Horikawa Michio, Hsu Chia-Wei, Koike Teruo, Alicja Kwade, Miyakita Hiromi, Munem Wasif, Sybille Neumeyer, Kadija de Paula & Chico Togni & FELL, Mathis Pfäffli, Erika Richter, Shitamichi Motoyuki, Suzuki Akio, Tang Han, Zhou Xiaopeng, Stephanie Zurstegge



Akio Suzuki “hi zu mi – 2″ (2021) photo by Anja Schneider

展覧会ビデオドキュメンテーション「Listening to the Stones」

クリスチャン・マークレー 《Found in Odawara》

小田原文化財団 現代アートプロジェクト vol.2
「クリスチャン・マークレー 《Found in Odawara》」

開催日時: 2021年11月27日(土)13:30~16:30
      2021年11月28日(日)13:30~16:30
会場:   小田原文化財団 江之浦測候所
チケット: 3,300円(江之浦測候所入館料含む)
出演者:  クリスチャン・マークレー、大友良英、巻上公一、鈴木昭男、山川冬樹、山崎阿弥

チケット発売日: 10月29日(金)10:00より発売予定 ※先着申込制
https://www.odawara-af.com/ja/news/christian_marclay-2/

https://tokion.jp/2021/10/14/foundinodawara-christianmarclay/

「Found in Odawara」のレポートが掲載されました。
ウェブマガジン Casa BRUTUS  https://casabrutus.com/art/213462
美術展ナビ https://artexhibition.jp/topics/news/20211216-AEJ602853/

bonn hoeren urban sound art

bonn hoeren urban sound art (ボン、ドイツ)
LISTENING / HEARING
international symposium bonn hoeren

2021年10月20日-23日

https://www.bonnhoeren.de

2018年に、bonn hoeren urban sound art より招待され、Kunstmuseum Bonnにて “ Observatory of Sprits “ 及び “ ko da ma “を発表。
https://www.bonnhoeren.de/2018-2/bonner-stadtklangkunstler/klanginstallation
10周年となる昨年に、シンポジウムが予定されていましたが、新型肺炎感染拡大のため延期となりました。変異株の流行や、渡欧・帰国の折の隔離処置など色々と不確定な状況のため、出席を見合わせることにしました。代わりに作品 “ Wave quartet – 2 “を現地に送り、当初デュオ・パフォーマンスを予定していた Max Eastley にそれの演奏が委ねられるそうです。

bonn hoeren 2018: akio suzuki “observatory of spirits / ko da ma” ビデオドキュメント
https://vimeo.com/332939776